【一眼レフ勉強】NIKON D750との出会い

 最初の一眼レフは6、7年前に購入したNikon D3300、標準ズームレンズ18-55mm付の一眼レフ初心者でも扱いやすいコンパクトな一眼でした。

近所の家電量販店で一番安く売られていて、確か3万ちょっとだった気がします。

ネットで今調べると標準レンズキットで中古2万6千円ほどで買えるんですね。もう新品は出回ってなさそうですが。

 

 

まずはD3300のスペックから。

【本体】

■発売日:2014年2月6日

■画素数:2416万画素

イメージセンサー23.5×15.6mmサイズ、CMOSセンサーニコンDXフォーマット

シャッタースピード1/4000~30秒、Bulb、Time

ISO感度100~12800

■連続撮影:約5コマ/秒

■質量:約460g

 

【標準ズームレンズ】

■AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

焦点距離18mm-55mm

F値:3.5-5.6

 DXズームレンズ

■質量:約195g

このほか詳細なスペックについては勉強不足であまり理解できていないので割愛。

 

私はあまりポートレート撮影をすることはなく専ら風景撮影がメインなのですが、D3300を使ってきた感想としては「めっちゃ写真きれいに撮れる!」「軽くて扱いやすい!」です。

一眼レフ入門機としてはとても扱いやすいカメラだったと思います。購入当初は知識が全くなく、オートフォーカスでパシャパシャとって満足しておりました。

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撮影モードのダイヤルすらろくに回したことはなく、マニュアル?絞り優先?シャッタースピード優先?、まあ何だかよくわからないけどいっか、という感じでした。

 

が、転機となったのは、元々好きで良く行っていた星空スポットでD3300を使って撮影した時に「全然星映らんやんけ」と、そりゃまあオートフォーカス+三脚なしで撮ってたらあたり前なんですが当時の私は知る由もなく。。。あの壮大な光景をどうすれば撮れるのだろうと調べていくうちようやくマニュアル撮影という方法があることを知り、一眼レフという深淵の入口に立ったような気がしました。

 

数日後、三脚を担いでリベンジしに行きましたとも。(その時に三脚の値段の高さにも驚きまして、なんでこれで1万円近くするのかと。今となっては三脚様の重要性は言うまでもありません。)

そしてリベンジマッチの写真がこれなんですが、

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30s、f3.5、iso800

星やべーな。

肉眼で見るより遥かに鮮やかに写ったその光景に私は唖然としていました。

同時に天体撮影への熱意が燃え始め、広角レンズを購入してからというもの、バイクに乗って星空を取りにいくのが楽しくて仕方ありませんでした。

マニュアル撮影の初歩を知った私は、天体も含めて花火や工場夜景など、マニュアルで撮影する楽しさにはまっておりました。

 

しかし月日は流れ、仕事も忙しくなるにつれ金曜や週末は遠出せず家でゆっくりしたいと思うようになり、だんだんと一眼レフを使う機会も減っていき、ずっと棚にしまいっぱなしでした。

 

そしてまた転機が訪れたのは最近、しばらくぶりに星でも見に行くかと繰り出した先は長野県。全国でも有数の星空スポットが散らばっています。

 

静寂があたりをつつむ中、鹿の恐怖におびえながら山道を走り撮影スポットに到着する。寒空の中、星と自分だけが存在している空間が好きだ。

星空の下には無限にでたたずんでいられる。寒くて獣は怖いけど。

 

家に帰って撮影した写真を見た時、以前と同じ天体撮影への熱が高ぶりましたが、以前と異なったのは、

「もっと星空をきれいに撮りたい」という点でした。

 

考えだしたら止まらない。資金にもある程度余裕が出てきたので前より値段を気にせず買える。

試しに「天体撮影 一眼レフ おすすめ」と検索したところ、出るわ出るわ、何が何だかよくわからん、よくわからんがめちゃくちゃ高い!新品でレンズキット込みでも30万は流石に手が出せない!

というかレンズはあるからボディだけでも良いか、と思って最初に目を付けたのはNikonD5600。

新品でレンズキット込みで10万を切るのでこれかなあと見ていたら何だか他のカメラと違って妙に値段が安い、Nikonの企業努力なのだろうかと思っていたがどうやら違うらしい。

 

一眼には「APS-Cサイズ」フォーマットと「フルサイズ」フォーマットが存在するだと?そしてフルサイズの方が天体撮影に向いているが値段がべらぼうに高いだと?

 

APS-Cサイズとフルサイズフォーマットの呼称は、一眼レフ各社で異なるようで、Nikonの場合APS-CサイズはDXフォーマット、フルサイズはFXフォーマットと呼ぶようです。

また、カメラレンズにもAPS-Cサイズフォーマット専用のレンズとフルサイズフォーマット対応レンズがあり、APS-Cサイズフォーマット機ではフルサイズのレンズは使えないけど、フルサイズフォーマット機ではAPS-Cサイズ、フルサイズのレンズどちらも使えるようです。つまり大は小を兼ねると理解しました。

手元にあったD3300を見ると本体にDXの文字が(Nikonのフルサイズ一眼はFXと書いている訳ではなく、何も書いていないのがFX機の証拠とのこと。なんかかっこいい)。そして購入を検討していたD5600もどうやらDXフォーマットのようだ。

 

フルサイズフォーマットの機種を購入してもレンズがそれに対応してないと力を100%発揮できないのか。恐る恐る持っていた広角レンズについて調べると、

「フルサイズ対応」

まじか。いままで力を出し切れてなかったんかあんた。というかAPS-Cサイズフォーマットではフルサイズ用レンズ使えないんじゃないの?

 

まあそこは置いといて、せっかくレンズもフルサイズ対応のものだったので、どうせなら、ということで。

 

買ってしまった、フルサイズの一眼。もう後戻りできない。

もちろん新品には手が出せないので中古で、今まで使っていたNikonマウントの広角レンズを活かすべく、初心者でも扱いやすくそれでいて手を出せそうな一眼はないものか探したところ・・・ありました、

見つけてしまいましたNIKON D750を。

フルサイズ、かつ中古で本体8万ちょっとと、フルサイズの入門機として人気があるカメラのようです。ネットで見る限りは悪い評判は聞かず(といっても、まあ難しくて私にはあまりわからなかったんですが)、オールラウンダーにいろいろな場面で活躍できる子という印象を受けましたので、一眼初心者の私でもお手柔らかに扱っていただける気がしました。

 

簡単にスペック紹介

【本体】

■発売日:2014年9月25日

■画素数:2432万画素

イメージセンサー35.9×24.0mm、CMOSセンサーニコンFXフォーマット

シャッタースピード1/4000~30秒、Bulb、Time

ISO感度100~12800

■連続撮影:約6.5コマ/秒

■質量:約840g

 

改めてみるとD3300と発売日はそこまで変わらないんですね。

 

注文した2日後にアマゾンさんからカメラが届く。

箱を開けて持ってみると、ずっしりと重い。

これがフルサイズの重みなのか。ここからレンズを付けたら腕ムキムキの首バキバキになる。

などと考えながら、早速嬉々としてD750で天体を撮ってみることに。

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20s、f/2.8、iso6400

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20s、f/2.8、iso6400

いやあたまらんですね。天の川までしっかりと映せてます。

D3300では映せなかった星々もおられます。

 

という訳でNikonD750を所持するまでに至った経緯でしたが、天体撮影だけで満足せず、せっかくフルサイズを所持したのでもっと天体撮影含めて一眼レフの撮影技術を勉強しようと思いました。

 

おわり

 

ちなみにD3300は実家の両親に差し上げました。